毎年7月17日は「世界絵文字デー」とされ、インターネット上では絵文字の使用促進を目的としたさまざまな企画が行われる。Brandwatchは2023年の世界絵文字デーを記念して、「Fascinating Facts About Emojis For Your Social Strategy」において、2023年1月1日から6月30日までのオンラインでの絵文字使用に関する調査結果を公開した。
Brandwatchの調査によると、調査期間中に最も多く絵文字を使用した国は日本で、その件数はおよそ5億2,600万件近くに上ったという。この件数は2位の米国と比較して13%も多く、日本での絵文字の人気の高さがわかる。
2023年上半期における絵文字使用量の上位10か国 引用:Brandwatch
Brandwatchでは、国別の絵文字使用量のほかに、次の6つの調査結果を明らかにしている。
絵文字の使用は2022年下半期から30%増加
最も人気の絵文字は「大声で泣いている顔(Loudly Crying Face)」
「親指を上げた手(Thumbs Up)」の印象は悪化している
男性の58%が絵文字を使ってツイートするのに対して、女性は42%
絵文字は世代を超えて使用されている
「炎(Fire)」と「キラキラ(Sparkle)」 は、それぞれブランドと消費者の間で最も使用されている絵文字である
最後の項目は、企業や組織がブランド戦略として絵文字を使用する場合と、消費者が個人として絵文字を使用する場合で、そのユースケースが異なることを表している。両者の上位10位のリストを比較すると、その違いはより明らかになる。ソーシャルメディアのキャンペーンに絵文字を使用するブランドは、その文化の違いを考慮する必要があるとBrandwatchは指摘している。
ブランドと個人ユーザー間の絵文字使用の違い 引用:Brandwatch