世界のインターネット自由度ランキング2014

もはや、インターネットなしの生活など考えられないご時勢になってしまったが、日本はかなり自由にネット生活を送れる国だと言えるだろう。なぜなら国によっては、ウェブサイトの内容を検閲されたり、ソーシャルメディアを自由に使用できない国もあるからだ。
しかも、これだけネットが普及しているにもかかわらず、世界におけるネット規制は、全体的に4年連続で厳しくなっていることが調査で判明している。それでは、“世界のインターネット自由度ランキング” が発表されたので紹介したい。ベストとワーストに輝いたのは、一体どこの国なのだろうか!?
・調査対象国の半分以上で、ネット検閲と監視が強化
民主化と自由に取り組む国際団体「Freedom House」が、世界のインターネット自由度ランキングを発表した。2013年5月から2014年5月まで65カ国を対象に行われた調査によると、36カ国において、何らかの形でネット規制が厳しくなっていたことが明らかとなった。
その理由は、ソーシャルメディアの制限にサイバー攻撃に対するネット監視の強化、ジャーナリストやネット活動家への干渉などである。
・世界のインターネット自由度ランキングが発表!
ランキングは、インターネットアクセスの規制とウェブサイトの内容についての制限、ネットユーザーの権利の侵害を基準に選出された。それでは、まずワースト10を発表しよう。
【ワースト10】
1位:イラン
2位:シリア
3位:中国
4位:キューバ
5位:エチオピア
6位:ウズベキスタン
7位:ベトナム
8位:バーレーン
9位:サウジアラビア
10位:パキスタン
2013年8月、ハサン・ロウハニ大統領の就任で、イランにおけるソーシャルメディアの規制が緩やかになるかと期待された。しかし国民は、いまだに Twitter や Facebook といった SNS にはアクセスできないままだ。
2014年5月にはイラン人の若者6人が、人気ヒップホップアーティスト、ファレル・ウィリアムスの曲「Happy」に乗って踊る動画を YouTube にアップして、逮捕されている。
・ベスト10のナンバーワンはアイスランド!
そして、自由にネットが使える国のベスト10は以下の通りだ。
【ベスト10】
1位:アイスランド
2位:エストニア
3位:カナダ
4位:オーストラリア
5位:ドイツ
6位:アメリカ
7位:フランス
8位:イタリア
9位:日本
10位:ハンガリー
日本が堂々と9位のランクイン!! そして、1位のアイスランドでは、政府がソーシャルメディアやその内容を規制しておらず、世帯の97パーセントがインターネットを使用している。
社会主義国のネット規制が厳しいのは予想範囲だが、先進国でもサイバー攻撃やテロ攻撃防止のために、ネットの監視体制が厳しくなっているようである。だが、こういったランキングを見ると、日本は自由にネットを使用できる環境で本当に良かったと思わざるを得ない。

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