世界のビール飲んで巡って 仙台の飲食店がマップ発行

 仙台市内の飲食店関係者が、海外の輸入ビールや国内で小規模生産するクラフトビールの提供店を紹介する「仙台ビールマップ」を発行した。原料や製法によって異なるビールの奥深さを堪能してもらおうと、専門のビアバーやレストラン計14店舗を紹介している。各店のサービス特典も付いており、ビールがおいしくなる夏場に向けて役立ちそうだ。
 マップには、各店が提供するビールの種類や料理の特徴、店舗の位置を示した地図を掲載。持ち歩きしやすいよう、大きさはA4判で二つ折りにした。
 発案したのは、青葉区国分町でビアバー「アンバーロンド」を営む田村琢磨さん(37)。企画の趣旨に賛同した飲食店の協力を得て、昨年夏から準備を進めてきた。
 東京や大阪では近年、輸入ビールやクラフトビールを取り扱うビアバーが人気を集めている。田村さんは「マップの発行を通じて、仙台でも個性豊かな国内外のビールが飲めることを発信したい」と意気込む。
 ビールは、醸造方法によってエール、ラガーなど大きく分けて約20種に分類される。マップ掲載店では、ビールの本場であるドイツやベルギーといった各国のビールをはじめ、年々品質が向上している国内のクラフトビールを味わうことができる。
 掲載店では9月30日まで、マップ持参でビール1杯と料理1品を注文するとビールの割引やおつまみのサービスが受けられる企画「仙台ビール旅行」を実施する。マップは4万部発行。アンバーロンドをはじめとする掲載店、青葉区の東北ろっけんパークや仙台なびっくで無料配布している。連絡先はアンバーロンド022(211)5686。

タイトルとURLをコピーしました