世界の妙技、復興盛り上げ 8月から名取で木下大サーカス

 世界三大サーカスに数えられる木下サーカスの仙台公演(河北新報社など主催)が8月10日~11月5日、宮城県名取市杜せきのしたのイオンモール名取特設会場で開かれることが決まった。10年ぶりの宮城開催となる今回の「奇跡のホワイトライオン世界猛獣ショー&木下大サーカス」は、被災地の子どもたちを無料招待するなど、震災復興支援を前面に掲げる。
 期間中は仙台空港アクセス線杜せきのした駅近くの駐車場に、巨大な赤テントを設置。世界でも希少なホワイトライオンのショーや愛らしい象の曲芸、迫力満点のダブル空中ブランコ、狭い空間をスリリングに駆け抜けるオートバイショーなど、国際色豊かでスケールの大きなプログラムを連日展開する。
 木下大サーカスは2003年6~8月に仙台市で仙台公演が開かれ、約34万人を動員。昨年6~9月の札幌公演は約31万人、昨年12月~ことし2月の沖縄公演は約24万8000人の観客でにぎわった。公演を前に木下サーカスは震災復興支援として、被災した名取市や仙台市の沿岸地域の小中学生全員に招待券を贈る。また、社会福祉貢献活動として宮城県内の社会福祉協議会を通じ、福祉施設利用者にも招待券を贈呈する。
 前売り券は大人2600円(当日2800円)、子ども(満3歳以上中学生以下)1600円(当日1800円)で、4月上旬に発売予定。連絡先は河北新報社事業部022(211)1332。

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