世界のEV販売見通し、24年は1700万台…新車全体の2割

 【ロンドン=中西梓】国際エネルギー機関(IEA)は23日、最新の世界電気自動車(EV)見通しを発表した。プラグインハイブリッド車も含むEVの24年の新車販売台数は約1700万台に達し、新車全体の2割を占めると見込んだ。

 最も販売台数の多い中国では、新車全体の45%にあたる1000万台以上になると予測した。中国での増加の要因として、多くのEVがガソリン車よりも安く販売されているためと分析している。米欧では現在はガソリン車のほうが安価だが、中国メーカーによる安価なEVの輸出などで競争が激化し、価格は今後数年間で下がる見通しだとした。

 23年の世界のEV新車販売台数は前年比35%増の約1400万台で、新車全体の18%を占めた。国別では、中国が約810万台、欧州が約320万台、米国は約140万台で、日本は約14万台だった。

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