英国グローバル情報誌「MONOCLE(モノクル)」の「世界で最も住みやすい都市ベスト25」2017年版が発表され、東京が1位に選ばれた。2015年、2016年に続いて3年連続1位となる。2017年6月22日発売のMONOCLE第105号(7/8月合併号)に掲載されている。
ランキングは、MONOCLEが例年行っているQOL(生活の質)調査に基づいて行われるもの。60以上の項目があり、昨年建てられた住宅の数、10ユーロ以下でおいしい昼食を食べられるか、教育にかかる費用、公共交通機関の利便性、活気ある都市の基準として昨年設立されたベンチャー企業の数といったさまざまな項目を調査している。
今回の調査では、国際的な政治状況の変化やテロ攻撃などによる都市生活の変化を反映して、各都市における過去10年間のテロ攻撃件数を調べ、都会での生活にテロ攻撃が与える影響についても考慮しているという。
東京は3年連続1位で、世界で最も住みやすい都市としての評価を固めている。2位はウィーンで、昨年2位だったベルリンとミュンヘンが3位に入った。ランクインしている都市が多い国はドイツで、トップ10に3都市、トップ25全体では4都市がランクインしている。日本はトップ25に3都市がランクインしているが、トップ10入りは1位の東京のみで、昨年7位と9位だった福岡と京都はそれぞれ14位と12位にランクダウンしている。
MONOCLE QOL調査ランキング(2017年) | 都市名(カッコ内は2016年の順位) |
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1位 | 東京 (1位) |
2位 | ウィーン(3位) |
3位 | ベルリン(2位) |
3位 | ミュンヘン(5位) |
5位 | メルボルン(6位) |
6位 | コペンハーゲン(4位) |
7位 | シドニー(8位) |
8位 | チューリッヒ(13位) |
9位 | ハンブルグ(15位) |
10位 | マドリッド(14位) |
11位 | ストックホルム(10位) |
12位 | 京都(9位) |
13位 | ヘルシンキ(12位) |
14位 | 福岡(7位) |
15位 | 香港(18位) |
16位 | リスボン(16位) |
17位 | バルセロナ(19位) |
18位 | バンクーバー(11位) |
19位 | デュッセルドルフ(17位) |
20位 | アムステルダム(21位) |
21位 | シンガポール(20位) |
22位 | オークランド(22位) |
23位 | ブリスベン(ランク外) |
24位 | ポートランド(24位) |
25位 | オスロ(ランク外) |