世界初の「エコ空港」誕生=太陽光で全電力賄う―インド

【ニューデリー時事】インド南部ケララ州で22日までに、太陽光発電で全電力を賄う「エコ空港」が誕生した。
太陽光だけで運営される空港は世界初という。
二酸化炭素(CO2)排出量ゼロを達成したのはコーチン国際空港。滑走路1本だけの小規模空港で、2013年に初めて旅客ターミナル屋上に太陽光パネル を設置。その後、空港の「完全グリーン化」を目指し、18万平方メートルの敷地に4万6150枚の太陽光パネルを敷設した。
これにより、最大出力1万2000キロワットの発電が可能になり、空港関係者は「石炭火力発電を使った場合に比べ、今後25年間で30万トン以上のCO2排出量削減につながる」と話している。
インドのモディ政権は温室効果ガスの排出量削減に向け、22年までに太陽光や風力などによる発電量を現在の5倍にする計画を打ち出している。

タイトルとURLをコピーしました