世界成長率、2.9%に鈍化 世銀22年予測、侵攻響く

【ワシントン共同】世界銀行は7日発表した最新の世界経済見通しで、2022年の世界全体の実質成長率を2.9%と予測した。ロシアのウクライナ侵攻による悪影響が広がり、1月の前回予測から1.2ポイント下方修正。新型コロナウイルス禍からの回復が一転して、成長鈍化が鮮明になる。日本についても1.2ポイント下振れ、1.7%の低成長を見込む。 1月発表のIMF経済見通し 22年世界成長率4.4% 日本3.3%

 世銀は「多くの国にとって景気後退は避けがたい」(マルパス総裁)と指摘。世界的な不況が回避できても、物価高騰と景気停滞が同時に起こるスタグフレーションの苦しみが「数年続く恐れがある」と警告した。

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