世界遺産・白神山地の2010年度の入山者 5万9416人

 環境省東北地方環境事務所は、青森、秋田両県にまたがる世界遺産白神山地周辺の2010年度の入山者数をまとめた。前年度より1494人少ない5万9416人だった。
 調査期間は昨年5月15日~11月15日。登山道入り口など13カ所に赤外線式センサーが付いた自動計測器を設置、入山者を集計した。
 最も入山者が多かったのは暗門の滝(西目屋村)の4万3028人で、全体の72.4%を占めた。次いで岳岱(秋田県藤里町)6598人、白神岳(深浦町)3280人、二ツ森(秋田県八峰町)2269人―などの順だった。
 東北地方環境事務所は「例年は入山者が多い7月から8月にかけて、猛暑や雨の影響により、暗門の滝や岳岱以外の地点で、入山者が減り、全体数が伸びなかった」と分析している。

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