中国からiPad対抗製品「うちのはビジネス用途だ」

 中国の電子書籍端末大手、漢王科技は29日までに、米電子機器大手アップルの新型マルチメディア端末「iPad(アイパッド)」に似た新製品「TouchPad(タッチパッド)」を発売した。
 中国では約10年前、中国企業がアイパッドの商標を国内で登録しており、アップルは商標権の買い取り交渉を続けている。今回、競合製品が登場したことで、中国市場へのiPad投入をめぐり、一段と難しい判断を迫られそうだ。
 漢王は漢字の手書き入力を得意とし、電子書籍端末メーカーとして中国で高いシェアを持つ。タッチパッドは米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」や米半導体大手インテルのCPU(中央演算処理装置)を搭載、画面に触れて操作する。
 漢王の劉迎建会長は「われわれの製品がビジネス用なら、iPadは玩具だ」と話している。(共同)

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