中国初ツイッター解禁か=「ネット特区」構想発表―広東省

 【香港時事】23日付の中国系香港紙・文匯報によると、広東省の珠海経済特区内にあり、「特区の中の特区」とされる横琴新区は22日、ツイッターやフェイスブックを解禁するなどインターネット規制を大幅に緩和する「ネット特区」構想を発表した。実現すれば、中国でネット規制が恒常的に緩和される初の地区となる。
 この構想は横琴新区管理委員会の幹部が現地での記者会見で明らかにした。管理委は既に「情報弁公室」を設置し、中央政府の同意を得るための作業を始めたという。
 同紙は「イデオロギー問題に関わるため、構想実現には障害が多い」としながらも、ネット開放は新区の先進的サービス業の発展を促進すると指摘した。
 ただ、幹部は「ネット開放には限度がある」と述べており、台湾・チベット独立主張など中国政府の立場と相いれない一部の海外ウェブサイトは引き続き規制対象になるとみられる。 

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