中国新地図などで応酬か=「平和と繁栄に大きな責任」―インドネシア大統領強調・東アジアサミット

【ジャカルタ時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の最終日となる7日、日本のほか、米国やロシア、中国などもメンバーとなっている東アジアサミットがインドネシアの首都ジャカルタで開かれた。中国が8月下旬に発表した新国土地図やロシアによるウクライナ侵攻などを巡り、応酬があったとみられる。

 インドネシアのジョコ大統領は冒頭、「ここにいる各国のリーダーはこの地域に平和と安定、そして繁栄をもたらす大きな責任を等しく負っているということを強調したい」と訴えた。

 日本からは岸田文雄首相、米国はハリス副大統領が出席。中国の李強首相、ロシアのラブロフ外相らと共に議論に臨んだ。

 ロシアの侵攻から既に1年半以上が経過したウクライナ情勢や、中国と一部のASEAN加盟国の間で続く南シナ海の領有権問題など、解決の糸口さえも見えてこない問題について協議。南シナ海の大半を自国の領海とした中国の新国土地図に関しては、ASEAN側から厳しい指摘が相次いだもようだ。 

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