「中高生の9割が勉強時にスマートフォンを活用する」――MMDLaboは12月18日、中高生の勉強時におけるスマートフォン利用実態について、こんな調査結果を発表した。スマホを使い、分からない単語の検索などをしているという。
スマホを所有する中高生2275人のうち、学校がスマホの持ち込みを「許可している」と答えた中学生は14.5%、高校生は86.5%だった。ただし、「授業中は先生に預けなければならない」「休み時間は使用できる」など、条件付きで許可する学校も少なくない。
スマホ持ち込みを許可されている学生のうち、スマホで学校を使っている中学生は21.6%、高校生は64.1%だった。使用内容は「授業や勉強の分からないことを検索する」が中高生共に最多。中学生は「友達のノートを撮る」(19.8%)、「宿題など連絡事項をメモする」(17.3%)が続くが、高校生は「休み時間にSNSをチェックする」(39.1%)、「黒板の写真を撮る」(37.4%)などが多い。
学校外も含めると、9割以上の中高生が「勉強でスマホを使用している」と回答。使用内容で多かったのは「分からない問題や単語の検索」(中学生55.1%、高校生55.2%)で、「YouTubeなどで問題の解き方や授業を視聴」(同38.0%、37.2%)が続く。分からないことはネットで調べるという習慣が定着しつつあるようだ。
調査期間は11月7~22日。オンライン学習塾「アオイゼミ」を利用する12~18歳の男女2721人を対象にインターネット調査を実施した。