丸紅は27日、静岡県や山口県などの地方銀行8行・グループに、30~40代の経験豊富な社員を派遣することを検討していると明らかにした。地銀の取引先企業の海外進出や合併・買収(M&A)といった経営課題の解決を支援し、新たなビジネスの機会創出につなげる狙いだ。
対象は静岡銀行(静岡市)や山口フィナンシャルグループ(山口県下関市)、常陽銀行(水戸市)などを想定している。
10月から1人ずつを2年程度にわたり出向させる方向で各行と調整。海外での駐在や取引など商社で培った経験と、地銀の持つネットワークを生かして「ビジネスチャンスを発掘していく」(丸紅担当者)という。