久慈琥珀、高級ブランド確立へ あまちゃんで注目

 東北経済連合会の事業化支援組織、東経連ビジネスセンター(仙台市)は30日、琥珀(こはく)商品製造販売の久慈琥珀(岩手県久慈市)をマーケティング・知的財産事業化支援事業の採択先に決めた。市場分析の専門家を派遣するなどし、高級ブランドの確立や販路拡大を目指す。
 同社は、工芸品のほかアクセサリーや文具などを手掛けてきた。世界最古の約8500万年前の琥珀を商品化する業者としても知られ、センターは「高級な宝飾品を生み出す可能性がある」と判断した。
 センターは市場調査を実施した上で、新たなブランド名やロゴマーク作りを1年間にわたって支援する。首都圏にある百貨店での常設販売など、販路の開拓につなげる。
 久慈琥珀は、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で取り上げられ、人気が高まっている。センターは「『あまちゃん』が9月に放送を終えた後も、人気が続くよう支援していきたい」と話している。

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