東北運輸局が7日発表した東北6県の8月の新車新規登録台数(速報値)は、乗用車と軽自動車の合計が前年同月比1.4%減 の2万2877台となった。乗用車は1.9%増で14カ月ぶりのプラス。軽自動車は5.2%減で8カ月連続の前年割れとなったが、7カ月続いた2桁のマイ ナス幅が1桁に縮小し、全体的に持ち直した。
乗用車のうち、小型(5ナンバー)は9.7%増の7243台で、17カ月ぶりのプラス。普通(3ナンバー)は7.3%減の5252台だった。
東北運輸局は「4月の軽自動車税引き上げで低迷していた軽自動車が改善してきた。乗用車もわずかではあるがプラスとなり、緩やかな回復傾向にある」と説明する。
県別は表の通り。乗用車が青森、岩手、秋田、山形の4県でプラス。秋田は一部企業でレンタカーの買い替えなどがあり、15.5%の高い伸びを示した。
軽自動車も青森、山形の2県で増加した。青森は8カ月ぶり、山形は15カ月ぶりのプラス。宮城は14.2%減となり、東北で唯一、マイナス幅が2桁だっ た。トラックやオートバイなどを含む東北の全新規登録台数は前年同期比0.6%減の2万6361台で、17カ月連続の減少。貨物車は7.5%増の2558 台だった。