二口林道、来月5日にも全線開通

 仙台市太白区秋保町と山形市山寺を結ぶ二口林道(林道二口線、19キロ)が、早ければ10月5日にも全線開通する見通しであることが12日、分かった。冬季閉鎖される11月上旬まで約1カ月間、大型車以外は通行が可能となるため、紅葉が楽しめる観光ルートの一つとして利用が増えそうだ。
 山形県議会の現地調査で、県村山総合支庁の担当者が明らかにした。
 宮城、山形県境ゲートから山形県側は金、土、日曜に限り、夜間(午後5時~午前9時)を除いて通行できる。宮城県側は県境から白糸の滝付近の「白糸ゲート」まで約5キロが、舗装工事のため通行止めとなっている。
 県村山総合支庁によると、宮城県側の工事が10月4日ごろまでに完了する見通しで、早ければ5日午前9時にも全線開通できるという。正式な開通日時は両県があらためて協議し、決定する。
 二口林道は12年ぶりに全線開通した2011年に8日間、12年は14日間、13年は11日間の通行が可能となった。ことしは過去3年を大きく上回る長期の全線開通となる。
 秋保温泉と山寺を最短距離で結ぶ道路。沿道には二口番所跡、磐司岩などの観光名所があり、11年の全線開通時は1日最大1361台が通った。

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