五大堂をバーチャル体験 JR東、最新カメラで動画制作

JR東日本東北工事事務所(仙台市)は、日本三景松島の五大堂(宮城県松島町)などを最新式カメラで撮影した動画を制作した。9~11日に仙台市で開催予定だった電気学会の「電力・エネルギー部門大会」が新型コロナウイルスの影響で中止となり「せめて宮城を訪れた気分を味わってほしい」と、11日までウェブ上で公開している。
 大会は青葉区の東北大川内北キャンパスで1000人規模で開催予定だったが、オンライン開催に変更。現地ツアーの代わりに「バーチャルテクニカルツアー」として動画が企画された。
 動画は約5分。JR仙台駅構内から仙石線に乗って松島海岸駅で下車し、徒歩で五大堂に向かう様子をまとめた。360度カメラ、4Kカメラに加え、松島海岸駅と五大堂は「3Dスキャナー」を使用。レーザー測量で空間の距離を測定し、立体的に再現した。
 同事務所の加藤洋次長は「実際に五大堂に足を踏み入れた気分を味わってもらい、新型コロナ収束後にはぜひ訪れてほしい」と話す。動画は部門大会のホームページで公開している。

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