五輪テレビCM、味の素は「流すかどうか未定」…最高位スポンサーのトヨタは見送り

トヨタ自動車は19日、東京五輪・パラリンピックに関するテレビCMを国内では放送しない方針を明らかにした。豊田章男社長を含む同社関係者は開会式などにも出席しない予定。トヨタは最高位の「TOPスポンサー(ワールドワイドパートナー)」で、他のスポンサー企業の間でも対応を見直す動きが出始めた。 【写真】ワクチンで「黒幕が人類管理」「人口削減が狙い」

 トヨタの長田准執行役員は報道陣のオンライン取材に対し、「色々なことが理解されていない五輪になりつつある。アスリートが集中できることを一番に考えたい」と話した。CMは五輪に対する同社の考え方などを伝える内容で、すでに制作済み。CMの放送が始まっている欧米や豪州では、中止などの対応は取らないとしている。

 トヨタは、選手や関係者の輸送を担う車両3340台の提供といった大会の運営支援は続ける。大会には海外も含めてトヨタ関係のアスリート約200人が出場予定で、自社メディア「トヨタイムズ」を通して応援していく。

 CMについては、味の素も、五輪選手を応援する内容のテレビCMを用意しているものの、「流すかどうかは未定」として、対応を検討中だ。いずれも国内最上位スポンサー「ゴールドパートナー」を務めるNTTやNEC、アサヒビール、野村ホールディングス(HD)は、現時点では放送する予定としている。

 一方、開会式は、感染拡大の状況や多くの競技が無観客開催となったことを踏まえ、味の素やNTT、NECが経営トップらの出席を見送る方針を決めた。アサヒビールや野村HDは、もともと開会式に出席する予定はなかったという。

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