亘理・山元で収穫の果物をイタリアンで提供

亘理、山元両町で収穫された特産の果物を使った創作イタリア料理を味わうパーティーが東京都内であった。首都圏での認知度アップと販路拡大を目指し、地元の亘理山元商工会が初めて開催した。
パーティーは１０月２６日、中目黒のレストラン「デルソーレ中目黒店」で開かれ、応募した首都圏の消費者１０人が参加。イチジクの甘露煮を載せたカナッ ペ、本州で唯一の栽培地とされるアセロラにイチゴを合わせたソースを掛けたタイのカルパッチョ、リンゴのソースが掛かった肉料理などを味わった。
両町の生産者も同席。栽培への取り組みや東日本大震災からの復興状況などを紹介し、消費者と交流した。
パーティーを企画した６次化推進コーディネーターの小地沢俊介さんは「参加者は両町の食材を使った料理に感動していた。生食でなく、業務用に果物を活用する新たな可能性が広がった」と手応えを語った。来年２月には、山元町特産のホッキガイをメーンに開くという。