世界的に有名なレストラン格付け案内本「ミシュランガイド京都大阪神戸2011」の発刊を前に、出版元の仏タイヤメーカー、ミシュラン社が19日、神戸市中央区の兵庫県公館で概要を発表した。神戸が対象エリアに加わり、最高評価の三つ星を獲得したのは計12店。2010年版より京都と大阪は各1店増えて7店と3店に、神戸は2店だった。
関西では昨年の「京都・大阪」に続き第2弾。レストラン・料理店が239店、ホテル・旅館が73軒掲載されている。5千円以下で食事ができるマークも新たに採用され、106店に付けられた。
京都で星を獲得した店は100店で3都市の中で最も多い。三つ星は、昨年選ばれた6店に、日本料理「なかむら」(中京区)が加わった。二つ星は22店。一つ星は71店で、おばんざい「ほっこりや」(中京区)やゆば料理「静家西陣」(上京区)も加わった。5千円以下で楽しめる店のマークを初めて設け、38店に付けられた。
記者会見で総責任者のジャンリュック・ナレさんは「関西は世界でもトップ水準の美食の地であることを伝える内容。星付きは高いというイメージがあるが、自分へのご褒美感覚で食べられる店もあり、多くの人に楽しんでほしい」と話した。
「ミシュランガイド京都・大阪・神戸」は22日に発売される。