2019年が終わりを迎えようとしています。今年もいろいろありました。
2月に強制性交の容疑で新井浩文が逮捕され、3月にはピエール瀧が麻薬取締法違反の疑いで逮捕。新元号に変わった6月に「南海キャンディーズ」山里亮太と蒼井優が結婚し、世間をアッと言わせました。
9月はラグビーW杯に感動。いい夫婦の日に結婚ラッシュが起こり祝福ムードの中、剛力彩芽とZOZO創業者前澤友作氏の破局が発覚。さらには沢尻エリカが麻薬取締法違反で逮捕されNHK大河ドラマを降板しました。今年の芸能界はアップダウンが激しかった印象です。
そんな激動の中で“頭角”を現した人物もいます。「今年“ある意味”開花した芸能人」を調査してみました。アンケートに答えてくれたのは30~40代女性200人。結果はいかに。
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今年“ある意味“開花したと思う有名人は?(複数回答)
10位 ゆきぽよ 8.5%
9位 松島幸太朗(ラグビー日本代表) 9%
8位 リーチマイケル(ラグビー日本代表) 15.5%
7位 田中みな実 18%
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9位はラグビー日本代表として感動を与えてくれた松島幸太朗。ジンバブエ人の父親と日本人の母親を持つ松島は、シャイなイケメンとして女性に大人気です。11月25日発売の男性誌『GOETHE』の表紙にも登場、「語彙力なくすくらいカッコイイ」と評判です。
8位もラグビー日本代表から主将を務めたリーチマイケルがランクイン。ニュージーランド人の父とフィジー出身の母を持つリーチは、多国籍なメンバーから成る日本代表チームを支える大黒柱的存在です。試合でリーチにボールが渡ると満員のスタンドから「リーチコール」が湧き上がりましたね。テレビの前で一緒に応援した人も多いのではないでしょうか。
7位は元TBSアナウンサーの田中みな実。初の写真集が30万部を超え、大ヒットを飛ばしています。TBS時代の嫌われっぷりが嘘のように、女性が憧れる女性に変貌。女性誌でも多数特集を組まれています。基本はぶりっ子キャラでありながら、「同窓会とか、いろんなコミュニティから除外されている」などたまに見せる“闇の深さ”も人気の理由かもしれません。セルフブランディング力の高さはさすがです。
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6位 ローランド 19%
5位 八村塁(NBAウィザーズ所属) 19.5%
4位 稲垣啓太(ラグビー日本代表) 20%
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カリスマホストのローランドは6位。ローランド語なる名言が心を打ちますが、最近では「名言っぽいこと言っとけば大丈夫」など本音を告白。笑いを取りに行く姿勢が見える時もあり、さすが元カリスマホスト、飽きさせません。10月には地元の八王子に自身プロデュースのタピオカ専門店「ザ・パール(THE PEARL)」をオープン。お店にはローランドのサインや写真が飾られています。
同じく実は笑いを理解している様子なのが笑わない男、稲垣啓太。ラグビー日本代表として有名になり、絶対に笑顔を見せませんが、そういうキャラをしっかり理解して立ち振る舞う姿に頭の良さを感じます。最近ではバラエティー番組でも見かけるようになりましたが、たまにちょっと笑いをこらえてる感じが可愛らしくもあります。
◆3位 氷川きよし 27.5%
演歌界の貴公子だった氷川ですが、この1年で大胆イメチェン。ショーパンにムダ毛のない生足美脚を披露したり、ウエディングドレスのような衣装を自身のインスタに投稿したりもしました。心境の変化…というより、ホントの自分をカミングアウトした様子が、本人の発言からうかがえます。
12月12日に発売された『週刊新潮』のインタビューによると「これまでは本当の自分を出さないように、出さないように生きてきた」「40歳過ぎてどう生きるかと考えた際、足蹴にされようが、しっかり確信を持って表現していこうと決意した」と語っています。
20周年を機に、本当の自分を解禁した氷川。実はロック好きということも明かし、「確信」というタイトルでロックナンバーにも挑戦。「自分らしく人生生きろ!」という歌詞は氷川だからこそ伝えられるメッセージでしょう。こちらはミュージックビデオも本人が初監督を務めました。
ネットでは「輝いてる」「自分のやりたいことを思い切りやって!」と応援する声で溢れています。
◆2位 Matt 34%
巨人の元名投手、桑田真澄の息子であるMatt。父からは野球をやってほしかったと言われるほど恵まれた体格をしていますが、本人は美容道に邁進しています。
整形を疑われるインスタの写真が話題となり、一時はネタ的な扱いでしたが、今やMatt化アプリが登場するほど。芸能人たちも彼とツーショットを撮りアプリで加工してもらうと、「念願のMatt化」と嬉しい声をあげトレンドになっています。
そして12月24日には、Matt 1st Song「予想もつかないStory」をYouTubeで公開。なんと作詞作曲もMatt本人が手がけたというから驚きです。ファンからは「あまりにも素敵すぎて泣いた」「鳥肌が立ちました!」と絶賛のコメントが寄せられています。
またインスタではファンの質問丁寧に答えて自身の美容知識をおしげもなく共有し、ファンを大事にする姿勢も伺えます。今や完ぺきに市民権を獲得し、美のカリスマととしての地位を築き上げ、さらにはアーティストとしての才能も開花させたMattにこれからも注目です。
◆1位 りんごちゃん 38.5%
おっとり系の見た目からは想像できない低音ボイスで、大友康平や武田鉄矢を熱唱するりんごちゃん。そんな姿がウケて、一躍時の人となりました。
12月4日には、検索数が急上昇した人物や作品を表彰する「Yahoo検索対象2019」お笑い芸人部門を受賞。最近は性別について話題になっていますが、「りんごちゃんはりんごちゃん。メイクとかおしゃれが好きな女の子に見えたらそれでいいし、おっさんだと思えばそれでもいい」と発言。
現代はジェンダーレスな時代に突入しているので、こういう新しい考え方が出てくるのは当然ですし、それが受け入れられる世の中になっていることが喜ばしいことでしょう。
トップ10圏外を見ると、11位は何か発言するたびに話題の小泉進次郎議員、12位は人気ユーチューバーのふわちゃん、13位はギャルモデルのみちょぱと続きました。
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2019年12月19日
有効回答者数:30才から49才 女性200名