東日本リサーチセンター(仙台市)は、今年のお中元に関する仙台市民の意識調査の結果をまとめた。贈ったお中元は笹かまぼこが32.4%で最多。6年ぶりにビール(31.1%)を上回った。
お中元を贈った家庭の割合は38.3%で、調査開始の2002年以降で最低だった昨年(38.1%)に次ぎ低かった。購入した店舗の形態(複数回答)は大型スーパーマーケット32.9%、デパート32.4%、小売店・専門店26.9%だった。
1商品当たりの平均金額は4197円。02年の5257円から1000円以上下落した。総額の平均は1万8630円で、過去2番目に低かった。
センターの担当者は「お中元やお歳暮の簡略化が年々進んでいる。笹かまが増えたのは、小売りの現場が地元産品を積極的にアピールしたからではないか」と話した。
調査は7月、20~60代の仙台市内のモニター1000人に実施した。