今年の花粉症「症状重い」43% 気象会社調査

 今春の花粉症について、気象情報会社ウェザーニューズ(東京)が同社携帯電話サイトの利用者らに尋ねたところ、43・3%が「ここ数年の症状と比べ重い」と回答した。「同じくらい」は39・4%、「軽い」は17・3%だった。前年の記録的猛暑の影響で花粉が大量に飛んだ2011年調査では「重い」43・2%、「同じ」48・7%、「軽い」8・1%。同社は「今シーズンもかなりつらい傾向にある」としている。
 都府県別では、今春の症状が重い人の割合は神奈川県がトップの53・4%で、徳島県51・9%、愛知県51・5%が続いた。上位に関東が目立つ一方、花粉シーズン入りが遅い東北や北陸は下位が多かった。
 症状が出始めた時期は、「3月上旬から」が最多の38・7%。2月下旬までに症状が出た人は計57・6%で、昨春調査での43・3%を上回った。2月上旬に一時的に暖かくなったことで飛散が早まったとみられる。

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