年末恒例の“ネットサービス会社の祭典”ともいえる「ネット流行語大賞2011」の候補12語が出そろった。ネットサービス会社10社が実行委員会(運営・産経新聞編集企画部)を組織して選出。各社サイトで11月18~24日の間にアンケートを実施し、今年最もインターネット上ではやった言葉を選ぶ。12月1日に産経新聞やiza!のほか、参加サイトなどでトップ10を発表する。
◇「ネット流行語大賞2011」アンケート投票へ
今年の候補語は東日本大震災に関連する言葉が多く並んだ。ACジャパンの公共広告「あいさつの魔法。」の歌詞「ポポポポ~ン」や、節電を呼びかける運動「ヤシマ作戦」、連日の記者会見で過労気味の枝野幸男経産相(当時は官房長官)を気遣う「#edano ̄nero」は、いずれも震災関連だ。
震災でショックを受けた日本を明るくしてくれたのは、サッカー女子ワールドカップで優勝した「なでしこJAPAN」とテレビドラマ「マルモのおきて」の主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」。
また、地上デジタル放送を推進するキャラクター「地デジカ」に対抗してネット上に誕生した「アナロ熊」は、アナログ放送が終了した7月にほぼ消滅。翌8月に炎上した北海道長万部町の公式イメージキャラクター「まんべくん」と並び、“ゆるキャラ”が今年も存在感を示した。
このほか、「ダァシエリイェス!!」や「いいね!」「僕と契約して、○○になってよ!」など、ネットならではの言葉がノミネートされた。
■ネット流行語大賞2011実行委員会参加会社(サイト)
Ameba、ニコニコ動画、@peps!&Chip!!、ガジェット通信、goo、BIGLOBE、Mobage、JustGiving Japan、人力検索はてな、iza!(=順不同)
◇「ネット流行語大賞2011」アンケート投票へ
■「女子中高生ケータイ流行語大賞」も実施
「女子中高生ケータイ流行語大賞2011」も、ケータイSNS「@peps!&Chip!!」(運営・ピーネスト)で実施される。11月18~24日にアンケートを行い、ネット流行語大賞と同日程で結果を発表する。