原油などエネルギー価格の高騰や円安の影響で、今年1月の貿易赤字ははじめて3兆円を超え、単月として過去最大になりました。 財務省は先ほど今年1月の貿易統計を公表しました。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆4966億円の赤字となりました。赤字は18か月連続で、赤字額は前の年よりも1.3兆円増えて、単月としては比較可能な1979年以降で過去最大となりました。原油などエネルギー価格の高騰や円安などの影響で、輸入額が10兆478億円と大きく膨らんだことが原因です。 ウクライナ情勢の先行きが不透明な中、貿易赤字は当面続くとみられています。 対中国の貿易赤字も1兆4000億円あまりと過去最大で、春節の時期が早まったことで自動車向けの部品などの輸出が減少しました。