仙台、酒田、福島のシェアオフィス3施設 起業家支援へ業務提携

東北が一体となった起業家を支援する環境づくりに向け、宮城、山形、福島各県でシェアオフィスを運営するエンスペース(仙台市)、一般社団法人日本西海岸計画(酒田市)、オーダーメイドジャパン(福島市)が業務提携した。
 仙台市青葉区のenspace(エンスペース)、酒田市のLIGHTHOUSE(ライトハウス)、福島市のFukushima-BASE(フクシマベース)に登録する計約100の企業、個人が3施設を自由に使うことができる。
 3施設とも起業家や起業を志す学生が集い、利用者同士の交流も盛ん。各施設は利用者を紹介し合って協業を促すなどし、事業の幅を広げる手伝いもする。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、これまでの東京一極集中のリスクが指摘される中、東北に先進的な起業家を増やして企業の進出先や投資先として選ばれることを目指す。
 業務提携を働き掛けたエンスペースの可野沙織さん(35)は「各施設が持つコミュニティーを生かし、東北全体にイノベーションを生み出していきたい」と意気込む。今後は青森、岩手、秋田3県でも連携先を探すという。

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