仙台「北四番丁大衡線」北山トンネルが3月24日開通

仙台市中心部と北部を結ぶ都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町-山手町)が3月24日、開通する。北四番丁大衡線の市内区間が完成することにより、泉区方面に行き来する主要幹線道路が県道仙台泉線に加えて複数確保されることになる。朝夕のラッシュ時の渋滞緩和が期待される。
 北山トンネルは上り線629メートル、下り線843メートルで、歩行者、自転車は通行できない。
 2008年8月に着工し、11年12月の完成を予定していたが、東日本大震災の影響で工事が一時中断したため、約3カ月遅れの完成となる。工事費は約53億円。
 トンネルを含む北山工区(青葉区木町-荒巻本沢2丁目)は長さ1233メートルで、総事業費は約125億円。3月24日は午前10時に式典を行い、午後3時に全線開通する。
 市は北山トンネル開通に合わせ、青葉区中山や泉区長命ケ丘など市北西部の住宅地から市中心部に直行する市バスの運行も始める。
 トンネルを経由したり、北四番丁大衡線の一部にバス優先レーンを設けたりすることで、従来と比べ約10分間の時間短縮を見込んでいる。
 北四番丁大衡線は、青葉区木町通の国道48号から大衡村の国道4号までの23.8キロを計画。このうち仙台市内を走る10.2キロは1978年ごろに現在の泉区で着工した。

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