仙台「穀町ビール」エールサワー、本場ベルギーの品評会で銅賞 5回目の挑戦で初受賞「味を磨いていきたい」

仙台市若林区のクラフトビール醸造所、穀町ビールが醸造した「穀町エールサワー」が、ベルギーで5~7日にあった品評会「ブリュッセル ビア チャレンジ2024」のサワーエール部門で銅賞を獲得した。2020年から5回目の挑戦で初めての受賞。今野高広代表(55)は「続けてきた醸造の方向性に間違いはなかった」と喜びをかみしめた。

 穀町エールサワーは構想から約4年かけ、今年3月に完成した。原料には東日本大震災で被災した宮城県東松島市野蒜地区で栽培される「希望の大麦」を使用。爽やかな酸味があり、辛口ですっきりとした味わいに仕上げた。アルコール度数は6%。

 品評会には世界39カ国から1705銘柄が出品され、272銘柄が受賞したという。個性的なビール産地として知られるベルギーでのお墨付きを得た今野代表だが「自分の中で100%納得できる出来栄えではない。審査員の感想や金賞を獲得したビールの味を参考に味を磨いていきたい」と頂を目指す。

 330ミリリットル入り、825円。若林区の及川酒店や宮内屋酒店、青葉区の藤崎のほか、27日開業の道の駅「東松島」(東松島市矢本)でも販売する。

 穀町ビール022(223)5860。

タイトルとURLをコピーしました