仙台「若冲が来てくれました」展 入場者3万人を超える

 仙台市青葉区の市博物館で開かれている特別展「若冲(じゃくちゅう)が来てくれました-プライスコレクション・江戸絵画の美と生命」(実行委員会主催、河北新報社など共催)の入場者が3日、3万人を超えた。
 3万人目は仙台市太白区の会社員中本哲司さん(41)で、妻(40)、長女(4)と訪れた。中本さんは遠藤俊行館長から図録などの記念品を受け取り、「雑誌やテレビで特別展を知り楽しみにして来ました。現代的でおしゃれな作品に興味を持ちました」と話した。
 同展は江戸時代の絵画収集家、米国のプライス夫妻の所蔵品から伊藤若冲の作品17点を含む100点を展示。若冲は緻密な描写と独特の構図が特徴で、ゾウや鳳凰(ほうおう)などが集う楽園を描いた大作「鳥獣花木図屏風(びょうぶ)」などユーモラスな作品が人気だ。
 5月6日まで。月曜休館(29日と5月6日は開館)。入場料は一般800円、高校生以下無料。5月18日~7月15日に盛岡市の岩手県立美術館、7月27日~9月23日に福島市の福島県立美術館を巡回する。

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