仙台から1000円、冬の山形日帰りツアー 土日祝日に実施

山交観光と山交バス(ともに山形市)は18日から、仙台、山形両市をそれぞれ発着し、山形県内の観光地を巡る格安のバスツアーを実施する。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた観光地の再生に向け、国の補助事業を活用したモニターツアー。大人1000円でお得に冬の山形を満喫してもらう。

 ツアーは2月28日までの土日曜、祝日に実施。JR仙台駅と山形駅を発着する2コースがあり、1日2便の仙台発は山寺(山形市)、銀山温泉の観光案内施設「大正ロマン館」(尾花沢市)、道の駅天童温泉(天童市)を巡り、各所で自由散策や買い物ができる。山形発は1日1便で、大正ロマン館や出羽三山神社(鶴岡市)などを巡る。

 両コースとも大正ロマン館から銀山温泉へのシャトルバスは別料金。山形発はオプションで最上川舟下りも楽しめる。

 山形は観光資源が県内各地に点在し、冬場は積雪によるアクセス難が課題となっている。山交観光の担当者は「山形ファンが多い仙台圏の誘客に力を入れたい。冬道の運転を心配せず、バスで安心して観光を楽しんでほしい」と話す。

 6歳から小学6年までは児童料金で500円。感染対策で各便とも募集人員はバス定員の半分以下の20人となる。出発日5日前の正午まで予約を受け付ける。

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