東北の阿波おどり愛好者らが集う「みちのく阿波おどりin仙台」が27日、仙台市青葉区の青葉山公園の仙臺(せんだい)緑彩館周辺で開催される。山形市と福島県郡山市で毎年開かれているが、仙台では初めて。宮城、山形、福島3県の計5団体約100人が躍動する。
野外舞台で午後1時から演舞する。園内の歩道で流し踊りも披露するほか、観客と一緒に踊る「ふれあいおどり」の時間も設ける。
午前10時からは、来場者が編みがさ、げた、鳴り物などを身に着けたり、音を出したりできるプチ体験会を開催。阿波おどりの魅力を体感してもらう。
主催は仙台の愛好者らでつくる「やっと連仙台」。1984年に発足し、小学生から70代までの約40人が活動している。山形、郡山両市の「みちのく阿波おどり」に参加してきた。本場・徳島市と観光姉妹都市の仙台市で開催することは宿願だったが、これまでは流し踊りが可能な会場の確保が難しかったという。
事務局の金谷昌美さん(47)=宮城県多賀城市=は「阿波おどりの独特のおはやしのリズムを耳にすれば、誰でも体を動かしたくなる。踊り手と観客との一体感もある。舞台では群舞の躍動感はもちろん、優雅さにも注目してほしい」と来場を呼びかける。
入場無料。会場にスタンプラリーやミニ縁日コーナーを設け、フォトコンテストも実施する。雨天時は緑彩館で行う。連絡先は、やっと連仙台のメールyattoreninfo@gmail.com