仙台でインフル例年の178倍「異例の多さ」で学級閉鎖も 新型コロナは高止まり

仙台市は6日、8月28日~9月3日の1週間に、市内の定点医療機関1カ所当たりのインフルエンザ感染者数が5・34人となり、季節性の流行開始の目安(1・00人)を上回ったと発表した。秋口では異例の多さとみられる。新型コロナウイルスの感染者数も高止まりする状況に、市の担当者は注意を呼びかける。

 インフルエンザは2018~22年の同時期平均(0・03人)と比べ、178倍に達した。注意報発令の基準となる1医療機関当たり10人には届かないが、前週(8月21~27日)の1・84人から2・9倍に急増した。

 定点医療機関44カ所の感染者数は計235人だった。区別は青葉41人(1医療機関当たり3・73人)、宮城野28人(3・50人)、若林33人(4・71人)、太白33人(3・30人)、泉100人(12・50人)。

 市教委によると、6日正午時点で小中学校計14校で学級閉鎖や学年閉鎖の措置を講じている。インフルエンザや新型コロナで欠席した児童生徒が15%程度となった場合に学級閉鎖を判断しているという。

 新型コロナは定点医療機関44カ所で計1020人の感染が確認された。前週より11人少ない。1医療機関当たりは23・18人で、前週の23・43人からほぼ横ばいだった。

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