日本棋院(東京)は26日、アマチュア囲碁大会の世界最高峰「世界アマチュア囲碁選手権戦」の宮城・仙台大会を9月に仙台市で開催すると発表した。日本棋院と河北新報社などが主催し、仙台市が共催する。
第34回となる宮城・仙台大会にはアジアをはじめ欧米、アフリカなどの約60カ国・地域の代表選手が参加する。青葉区のアエルを会場に9月1日から4日間、アマチュア囲碁界の世界一の座を懸けて盤上で戦いを繰り広げる。
対戦は1回戦をランダムに組み合わせ、2回戦以降は勝者同士、敗者同士が戦う「スイスシステム」を採用。8回戦まで行う。開幕日前日の8月31日には、青葉区の仙台国際ホテルで開会式とレセプションを開く。
世界アマチュア囲碁選手権戦は、囲碁を通じた国際交流などを目的に1979年に東京で第1回大会が開催された。その後、国内や中国の各都市で毎年開かれ、国内開催は2011年の島根大会以来となる。
仙台開催は00年以来13年ぶり2回目。東日本大震災からの復興を目指す被災地の現状を海外に発信する狙いもある。
大会期間中は各国代表選手との交流対局や地元囲碁ファンの大会、初心者向け入門講座など各種イベントの開催も予定されている。