仙台管区気象台は28日、仙台で桜の開花を観測したと発表した。平年より14日早く、1953年に観測を始めて以来最も早い開花となった。満開は4月3日ごろの見通し。
仙台市宮城野区五輪1丁目の気象台で28日午前11時、職員がソメイヨシノの標本木を観察。判断の目安となる「5、6輪以上の開花」を確認した。
担当者は「1、2月の平均気温が平年と比べかなり高かったことが一因だ」と説明する。28日の仙台の最高気温は4月下旬並みの16.3度だった。
東北の県庁所在地では、福島でも28日に開花が確認された。日本気象協会によると山形は4月2日、盛岡は5日、秋田は6日、青森は11日の開花を見込む。