仙台、福島の両市は18日、それぞれ20代男性の会社員と、20代女性の福島大学生が新型コロナウイルスに感染したと発表した。仙台市の感染確認は66人目で4月28日以来、51日ぶり。東北では郡山市で判明した5月8日以来となる感染者で、宮城県内は計89人、福島県内は計82人になった。
仙台市によると、会社員は17日に帰国者・接触者外来を受診。市内の医療機関に入院中で重篤ではない。今月上旬に仕事で県外に滞在したが感染経路は不明。
市内の土木関連の会社に勤務し、15、16日は自家用車で出勤した。15日は退社後に知人2人と市内の飲食店で食事し、16日も別の知人と外出した。市は同居する家族5人と知人3人の計8人を濃厚接触者と判断し、検査を実施した。結果は19日に判明する。
福島市によると、学生は17日に帰国者・接触者外来を受診。入院したが症状は軽いという。発症前の14日、東京在住の20代女性会社員、県外在住の男子学生と県外に買い物に行った。会社員に微熱やのどの痛みがあり、13~15日には学生のアパートに宿泊した。
一緒に出掛けた友人2人を市は濃厚接触者とし、保健所に検査を依頼。学生は15、16日に市内の居酒屋でアルバイトをしており、同僚の検査も調整する。