仙台で7月9日に全国おかみさんサミット 「女性活躍の機運を高めたい」

全国の女性商店経営者が集う「第31回全国おかみさん交流サミットin仙台・東北」が9日、仙台市太白区のホテル佐勘で開かれる。東北での開催は2002年の仙台以来2回目。前回同様、大会会長を務める同市の化粧品販売「ひらが」代表の平賀ノブさん(85)に意気込みを聞いた。(報道部・大泉大介)

おかみさんは地域のインフルエンサー 仙台のシティーセールス期待

 -全国から250人が集う。

 「多くの人に仙台に来てもらい、泊まってもらう。商店街のおかみさんは今風に言えば地域のインフルエンサー。地元に戻って『仙台はいいよ』と言いふらしてくれることがシティーセールスになる。仙台の魅力を伝えるべく準備している」

 -仙台開催は昨夏決まった。

 「当時はまだ新型コロナウイルス渦中。各種規制が解けた中で開けるのは感謝しかない。前回仙台で開いた当時に比べ、女性活躍が一層叫ばれる時代になった。女性同士が連携を強め、もう一歩社会の前に出る機運を高めたい」

 -講演の講師依頼などは自ら動いてきた。

 「アイリスオーヤマの大山健太郎会長には揺るぎない起業家精神を語ってもらいたいと頼んだ。郷土史家の木村浩二さんには仙台の歴史を解説いただき、それを受けて伊達家18代当主伊達泰宗さんにも特別講演をもらう。女性代表としては日本音楽財団で理事長を務めた塩見和子さんに登壇を頼んだ」

 「交流パーティーは市観光PR集団の伊達武将隊やすずめ踊りの連(まずら)に盛り上げてもらう。10日は2コースのエクスカーションを実施。木村さんの案内で市中心部を歩くコースと、震災遺構の荒浜小から松島を巡るコースを用意した。仙台の歴史や街並み、震災伝承…。思いの丈を詰め込んだ」

 -運営には多くのボランティアも協力する。

 「地元商店街のおかみさんはもちろん、私と縁のある団体や大学生に力を貸してもらい、本当にありがたい。参加者に『今度は家族や従業員と来たい』と思ってもらえるサミットにすべく、一緒にもてなしたい」

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