仙台観光国際協会は3日、仙台市中心部のまち歩きコースを案内する窓口「歩いて発見 伊達なまちステーション」を青葉区の仙台三越内に設けた。開設期間は12月25日まで。
まち歩き企画「仙台ふららん」を展開する旅行会社「たびむすび」(青葉区)のスタッフ1人が常駐。グルメや歴史文化、自然景観などを楽しめる5種のモデルコースを紹介する。来訪者から旅の目的や個別の要望を聞き取り、観光スポットを組み合わせたオーダーメードのコースも提案する。
土日祝日は、ステーションを出発地としたガイド付きの有料ツアーを企画する。定員10人、所要2時間程度。空きがあれば当日も受け付ける。アーケード街で藩制時代の町割りの痕跡を探す内容などを予定する。
協会の担当者は「まち歩きが定期的にできる拠点をつくり、需要や満足度を把握したい。観光客に加え、市民にとっても隠れた魅力を知る機会になるので、気軽に利用してほしい」と話す。
ステーションは定禅寺通り館1階の一番町口脇。午前10時~午後7時。火、水曜定休(12月24、25日は営業)。連絡先は窓口専用080(2528)2570。
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仙台観光国際協会は9月24日付で、地域の観光振興のかじ取り役として観光庁が設立を促す観光地域づくり法人「地域DMO」に登録された。