仙台のコロナ感染者数予測が3週連続で増加 東北大「第8波水準」

下水に含まれる新型コロナウイルスの濃度から仙台市内の新規感染者数を予測している東北大大学院工学研究科の佐野大輔教授(環境水質工学)の研究グループは26日、今週(26日~7月2日)の予測値を9881人と発表した。流行「第8波」の入り口だったとされる昨年11月ごろの水準に達したとの認識を示した。

 新規感染者の予測値は3週連続で増え、今週は今月5~11日(2413人)の4・1倍に達した。佐野教授は「ウイルス濃度は増加傾向にある。換気などの対策を講じ、行政も感染拡大に備えてほしい」と話した。

 第8波では昨年11月中旬の予測値が約1万人となり、12月には1万3000人を超えた。研究グループによると、第8波での感染者数と予測値の傾向はほぼ重なっているという。

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