仙台のタクシー初乗り、上限710円に 下限は680円 31日から新運賃、12.34%値上げ

東北運輸局は1日、引き上げが決まっていた仙台市内のタクシーの新運賃を公示した。値上げ率は12・34%で、31日に実施する。仙台市での運賃引き上げは2018年以来、5年ぶり。

 新運賃の上限は、1・4キロまでの初乗りが、普通車は710円(現行は1・5キロまで680円)で、大型車は820円(同780円)。

 加算運賃は普通車が310メートルごとに100円(現行は279メートルごとに80円)、大型車が217メートルごとに110円(現行222メートルごとに100円)となる。

 新運賃の下限は、1・4キロまでの初乗りが、普通車は680円(現行は1・5キロまで650円)で、大型車は790円(同750円)。

 加算運賃は普通車が324メートルごとに100円(現行は292メートルごとに80円)、大型車が225メートルごとに110円(現行231メートルごとに100円)となる。

 各事業者は上限と下限の間で運賃を選択する。運輸局が示した目安料金によると、JR仙台駅から東北大病院まで(2・8キロ)普通車を利用した場合、新運賃の上限は現行より130円高い1210円となる。

 運輸局は昨年、市内47事業者(2278台)のうち33事業者(1599台)が値上げを申請したため運賃改定の審査を始め、適正な利潤を得られる値上げ幅を算出した。

 山形市や上山市の山形県A地区では13・03%、秋田市では14・42%の値上げ率となる新運賃も公示した。それぞれ31日に実施する。

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