仙台のチラシを台湾で盗用、事実認め謝罪

仙台市のデザイン会社が2013年に制作したイベントPRのチラシが台湾で盗用され、現地で市販された旅行ガイド本の表紙に使われていたことが分かった。台湾のデザイン会社が盗用を認めて謝罪し、本の残部を回収した。
盗用されたチラシは、仙台市内で13年12月にあった東北の伝統工芸品などの販売イベント紹介用。14年12月、台湾の会社から仙台の会社に「社員のデザイナーがガイド本の表紙に盗用した。インターネットで指摘があった」と謝罪するメールが届いた。
もとのチラシは、伊達政宗のかぶとや南部鉄器、赤べこといった東北の工芸品などのイラストを温かみのあるタッチで描き、独自の字体でイベント名を表記した。
ガイド本は表紙の色がやや異なるものの、かぶとや鉄器、だるまなどが酷似している。仙台のチラシと似た字体で「大阪休日小旅行」と記載、大阪府吹田市にあるモニュメント「太陽の塔」のイラストを加えている。
ガイド本は222ページのカラー冊子で14年3月に台湾の出版社が発行。大阪の食や見どころを取り上げている。2500部発行し、盗用発覚後に残部の465冊を回収したという。。

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