下水に含まれる新型コロナウイルスの量から仙台市内の感染者数を予測する東北大大学院工学研究科の佐野大輔教授(水質工学)の研究グループは21日、今週(21~27日)の新規感染者数を前週(14~20日)並みの3079人とする予測を発表した。 前週は3030人の予測に対し、実際は3170人だった。新規感染者はグラフの通り増加が続くが、ペースは鈍化している。ウイルス濃度はここ数週間の中でやや低水準にあり、感染者数が大幅に増加する状況ではないという。 佐野教授は「今年に入ってから初めて予測値が前週の実際値を下回った。下水調査の結果からは、ピークアウトの兆候があると言える」と話した。