仙台の街、異世界に 商店街にコスプレーヤー集う

アニメやゲームの登場人物にふんしたコスプレーヤーが集うイベントが22日、仙台市青葉区のサンモール一番町商店街や壱弐参横丁などであった。参加者らは衣装を身にまとい、街の景観に物語世界との類似点を見いだし、キャラになりきって撮影を楽しんだ。

 県内外からカメラマンを含め計約300人が参加。太白区の柊(ひいらぎ)ようさん(18)は「キャラにしてほしいことを自分で実践するとともに、普段とは違う自分になれるのがコスプレの魅力。商店街は一般客とも交流できるので居心地がいい」と笑顔だった。

 イベントは3月に続き2回目。主催する仙台ストリートコスプレフェス実行委員会の松岡嗣時(ひでとき)代表(41)は「コスプレには若い世代を引き寄せ、街のにぎわいを創る力がある。公共空間だからこそ、一般客とコスプレーヤーの交流の場となればうれしい」と話した。

 同商店街振興組合の佐藤雅英事務長(73)は「サンモールは道幅が15メートルと広く、大勢が滞在する催しに適している。イベントを誘致し、いつもにぎやかな商店街を目指す」と語った。

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