仙台の都市緑化フェア、ロゴ決まる 実行委が初会合

 仙台市が2023年に開催する国内最大級の花と緑の祭典「第40回全国都市緑化フェア」の実行委員会が2日、発足した。オンライン形式の設立総会では、官民一体で誘客に取り組む基本計画を了承し、フェアのロゴマークを決定した。
 実行委は経済・観光、造園・緑化、まちづくりなどの各団体代表者ら98人で構成。豊かな自然をPRする首都圏向けキャンペーン、地元の食の魅力発信、市民協働による緑化活動推進などで中心的役割を担う。
 ロゴマークは、市の選定委員会が在仙のデザイナー4人の作品から、デザイン制作会社「WXY」(青葉区)の千田瑞恵さんのデザインを選んだ。大樹の幹を「新たなみどりを舞台に輝く人」と見立て、木々や花の色は濃淡を付け、成長や復興、発展を表現した。
 会長に就任した郡和子市長は総会後、報道陣に「新型コロナウイルス禍を乗り越え、仙台が大きく発展するきっかけのイベントにしたい」と抱負を語った。
 フェアは「未来の杜せんだい2023~Feel green!」を愛称に4月26日~6月18日の54日間開催する。主会場は青葉区の青葉山公園追廻地区、西公園南側地区、広瀬川地区。追廻地区には直径60メートルの大花壇などを設置する。
 青葉通や定禅寺通などのまちなかエリア、せんだい農業園芸センターや東日本大震災の遺構「荒浜小」(いずれも若林区)の東部エリアも会場にする。市は10月に実施計画や会場設計の策定に着手し、来年度に植栽などの会場整備に入る。事業費は約16億円を見込む。

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