下水に含まれる新型コロナウイルス量から仙台市内の1週間の感染者数を予測する東北大大学院工学研究科の佐野大輔教授(水質工学)の研究グループは28日、今週(2月28日~3月6日)の新規感染者数を2647人とする予測値を発表した。
前週(2月21~27日)は3079人の予測に対し、実際は2639人だった。新規感染は実際値も予測値もグラフの通り、年明け後初めて減少に転じた。
佐野教授は「高濃度のウイルスを検出した2月上旬と比べて数値は低く、峠は越した(ピークアウトした)と思われる。ただ、ウイルス量が大幅に減っているわけではなく、引き続き注意が必要だ」と話す。