仙台市は、起業支援イベントを市内で集中的に展開する「仙台アントレプレナーウイーク(起業家週間)」を19日まで開催している。市全体で起業文化を盛り上げ、「日本一起業しやすいまち」の実現を目指す。
メインイベントは、12日のシンポジウム「仙台・フォー・スタートアップス!」。東北6県の起業家が事業内容などをプレゼンテーションし、入場者の「共感カード」の得票数に応じて賞金を分け合う。入場者が事業への参加や支援をカードで申し出る試みも行い、起業家の人脈や商機の拡大を図る。
12日はほかに発展途上国の素材や生産方法を生かした服飾ブランド「マザーハウス」(東京)の山口絵理子代表の基調講演もある。
19日にはゲームアプリコンテスト「DA・TE・APPS!」を開催。仙台市内の専門学校代表の3チームが昨年8月から開発を続け、今年1月に発売したアプリの2月18日までのダウンロード数を競う企画の結果が発表される。東北の学生が自作アプリをプレゼンし、賞金を争うコーナーもある。
アントレプレナーウイークは昨年に続き2回目。仙台にとどまらず、東北6県の起業家や支援者らが交流する貴重な場になりつつある。市地域産業支援課は「起業家が国内外から集まり、学生は新しい試みに挑戦できる街という雰囲気をつくっていきたい」と話す。詳細は公式ウェブサイトで確認できる。
連絡先は同課022(214)1003。