東北の音楽ファンが力を合わせ、自分たちでプロデュースするライブ「仙台・オタク・大作戦」(実行委員会主催)を10月7日、仙台市青葉区の「ROCKATERIA」で開く。首都圏や地元のアイドル計8グループが出演するほか、お笑い芸人「ですよ。」らも登場。実行委では今後も継続し、さまざまな形で若者文化を盛り上げていく。
実行委は仙台や秋田市の大学生、会社員、自営業者ら10人ほどで構成。採算面などから東北でのライブ開催をためらうアーティストも多い中、「オタク」と呼ばれるような若者が、自ら出演交渉し本当に聴きたいステージをつくりだそうと集まった。
今回は首都圏などから「バカは死ぬまでなおらない。」「スーパーマカロニサラダ」「必殺エモモモモ7」「EMPATHY5」「プランクスターズ」の5組を招き、仙台から「Dear Prologue」「メイドカフェストロベリー」「ぎゃると地雷」の3組が出演する。
また、「ですよ。」のほか「DJネモト」と、DJユニットの「磯丸水産ズ」が参加する。
入場料も経費をまかなえる程度の手頃な価格に設定した。
実行委員長の飲食店経営、亀田忠愛(ただちか)さん(42)は「仙台は流行にすぐには飛び付かない土地柄だが、熱い心を持った人は多い。みんなが力を合わせ、街を元気にしていくきっかけになれば」と話す。今後もいろいろなジャンルでイベントを発信していくつもりだ。
午後2時半開演。入場料はサイト「TIGET」を通じた販売が3800円。実行委を通した販売が3500円(100人限定)。連絡先は実行委080(5224)3206。(菅ノ又治郎)