バレーボール女子、チャレンジリーグの仙台ベルフィーユのホーム戦が25、26日の両日、富谷町の富谷スポーツセンターで行われる。12チーム中10位と苦戦が続くが、地元の声援を背に、センター上村麻衣を軸にした攻撃力で念願のホーム初白星を目指す。
今季の成績は5戦を残して4勝13敗。サーブレシーブの乱れからセッターが正確なトスを上げられず、高さを生かした攻撃に結び付けられないケースが目立つ。
板橋恵監督は「(身長の)高い選手が多いので、足元のボールに対応が遅れる」と話す。練習は守備力の強化に時間を割いている。
攻撃では上村の健闘が光る。アタック決定率は45.1パーセントでリーグ7位。板橋監督も「試合を重ねるごとに成長している」と期待を寄せる。
移動攻撃を得意とする上村は「セッターとのコンビネーションが良くなってきた」と好調の要因を挙げる。練習ではセッターの芳賀小梨絵と「ボール半個右に」などとトスの位置を細かく調整し、連係に磨きを掛けている。
リーグ開幕戦として行われた前回のホーム戦(昨年12月10、11日、多賀城市総合体育館)は連敗した。上村は「気持ちを全てぶつけたプレーで勝ちにいく」と強い思いを口にする。
奮闘を続けるチームを後押ししようと、今月、新たに応援団が誕生した。県、仙台市、富谷町、県バレーボール協会や支援企業の関係者らが「仙台ベルフィーユサポート協議会」(会長・遠藤健三県バレーボール協会副理事長)を設立した。
活動の第1弾として応援フラッグを作製、ホーム戦で各日500本ずつ配布する。協議会の清水義明事務局長は「チームが地域に密着できるように、支援活動を行っていきたい」と意気込む。
25日の熊本戦は午後3時、26日の健祥会戦は午後2時の試合開始予定。