ヨドバシホールディングス(東京)は26日、2023年春開業予定の新ビル「ヨドバシ仙台第1ビル(仮称)」に関する地元説明会を仙台市宮城野区の同社仙台第2ビルで開いた。大規模小売店舗立地法に基づく開催で、地域住民らに事業概要などを改めて示した。
計50人が参加
昼と夜の2回で計約50人が参加した。同社側は建物の概要のほか、1~6階に入る店舗の総面積が約2万4780平方メートルになることなどを説明。ネットストアで購入した商品を24時間対応で受け取れるスペースを開設する方針も示した。
近隣の渋滞や騒音への懸念には、事前調査で法定の基準を満たしていると強調。質疑では安全徹底の観点からビル近くに信号機設置を求める声が上がり、担当者は「現状では設置基準を満たさないため難しいが、車止めの整備など、できる限りの対応に取り組んでいく」と述べた。
ペデストリアンデッキ拡張
ビルは鉄骨地上12階、地下1階。商業テナントは飲食施設や衣料品店、食品スーパーなどを検討する。ペデストリアンデッキを拡張した上で、市道を挟んだ第2ビル前にエスカレーターを設置し、宮城野通方面との回遊性を高める。
安藤修一取締役営業部長は「第1、第2ビルという大きな商業施設の完成で、JR仙台駅東側の玄関口をさらに盛り上げられる。地元と共に地域発展に貢献したい」と語った。