仙台・一番町の未確認生物「エモドナル五世」、9代目の声募集「中の人」も求む!

仙台市青葉区の一番町一番街商店街(ぶらんどーむ一番町)振興組合が、マスコットキャラクター「エモドナル五世」の声優とスーツアクターを募集している。「未経験でも構わない」と呼びかけている。

 声優は9代目になる。録音で1日に61回流れる商店街のアナウンス、市バス停留所「広瀬通一番町」の停車前に流れる車内放送の声を務める。交流サイト(SNS)を使った商店街のアピールも担う。

 スーツアクターは、商店街を月1回練り歩く。約4年間務めた仙台市太白区のパート遠藤美羽さん(22)は「子どもたちが寄ってきてくれる。子どもが好きで元気な人がやってくれたらうれしい」と期待する。

 エモドナル五世は2012年に誕生。顔は商店街の時計塔「支倉時計」がモチーフで、オレンジ色のジャケットにネクタイを締めている。名前の由来は「VLANDOME(ぶらんどーむ)」の逆さ読みで、最後のVが「五世」を指す。

 先祖が慶長遣欧使節と共に日本を訪れて住み着いた未確認生物という設定。支倉時計に吸い込まれて時の世界に迷い込み、東日本大震災で時計塔が倒れた衝撃で現実世界に飛び出した。

 声優希望者は来年1月10日までに、エモドナル五世のブログやX(旧ツイッター)に掲載されている指定のセリフを読んだ音声データを振興組合に送る。スーツアクターはいつでも受け付けている。

 商店街のPRを担当するクリエーティブディレクター浜中文夫さん(63)は「未経験でも歓迎する。少しでも興味のある人はぜひ挑戦してほしい」と話す。連絡先はメールvlandome@gmail.com

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